ドラフト外れ1位有力候補の流通経済大のエース、生田目翼(なばためつばさ)投手。
『外れ1位候補』
って、言われるのって選手としてはどうなんでしょうね、、。
『有力候補』には違いないのに『外れ』ってつけられるのはあんまり気分が良くないと思うのですが、
生田目翼選手は、
「ドラフトで2位以内に入らなければ地元に帰って公務員になる」
と公言しているとか。
それ以前には、
プロ野球選手になるより公務員になってのんびり草野球がしたい
と言っていたなんていう話もありますから、そんな些細な事は気にしないタイプかもしれませんね。
そして、何より「2位以内に入る!」という自信の表れなのかもしれません。
今ドラフトで超目玉と言われている、東京新大学リーグの「ライバル」創価大の田中正義投手とは、対照的なイメージがある生田目選手の成績や兄弟、怪我の様子などを調べてみました!
競合必死!ドラ1候補 田中正義投手(創価大)など、
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【10/22追記】
生田目選手は、残念ながら指名が叶いませんでした。
公言通りに「公務員」への道を選ぶとしたら残念だなーと思っていたのですが、どうやら社会人野球へ進む事を希望しているそうです!
良かった!
ドラフト特番に出演していた元ヤクルトの古田選手も、大学卒業時には指名を逃し、とても悔しい思いをされましたが、その後社会人野球を経て、ヤクルト黄金期の立役者、日本球界屈指の名キャッチャーとなりました!
是非是非、生田目選手にも、この悔しさをバネに頑張って欲しいと思います。
社会人野球では日本通運が有力のようです。
生田目翼選手のプロフィール
生年月日:1995年2月19日
出 身 地:茨城県常陸大宮市
投 打:右/右
最高球速:155㎞(3年春・国際大戦)
身 長:174cm
体 重:89kg
小 学 校:常陸大宮市立村田小学校
中 学 校:常陸大宮市立第二中学校
高 校:茨城県立水戸工業高等学校
大 学:流通経済大学
小学4年生から野球を始め、中学時代は軟式野球部に所属していました。
リトルからシニアというのが、野球エリート定番コースとなっている昨今、生田目選手はただの野球が好きな男の子!っていう感じですね。
昔から打撃が好きだったという生田目選手は中学時代には
捕手・投手・ショートを兼任し、打順は3番。
これって所謂「センターライン」チームの要となるポジションを外野を除いて全て兼任していたって事ですよね!
水戸工へ進学してからは4番でショート!
2年生の秋からは4番でエースとなりましたが、甲子園の出場は叶わなかった様です。
甲子園への道っていうのは厳しいものですね~。
大学生になるまでは、プロへ進む気はなく、「投手」への拘りもなかったという生田目選手は、複数のスカウトが来た中で
唯一、「投手だけでなく打者もやってみないか」と言ってくれた地元の流通大を選びました。
つくづく、生田目選手は「打撃」と「地元」が大好きなんですね!
生田目翼選手の成績は?
「打者もやってみないか」
という誘い文句が大勝利して、流通大へと進学した生田目翼選手ですが、
大学野球部の練習に参加して、
打者としては全く通用しないとわかった。
と投手に専念する事になったそうです。
高校までなら「兼任」でもいけるけれど、大学野球になってくるとそれは難しい。
じゃあどちらの才能を伸ばしたいかといったら、「投手一択だった」という流通大野球部・中道守監督の思惑通りに事が運んだわけです。
大学リーグでは、3年生の春に5完投を含む6勝を挙げ、チームを15シーズンぶりの優勝へと導き、MVP、最優秀投手のタイトルを取ります。
最高球速155㎞を叩き出したシーズンですね。
続く全日本大学選手権でも29年ぶりの準優勝を達成!
大学での通算成績は
29試合16勝6敗、201.1回 防御率2.06
常時、140㎞台のストレートにタテの高速スライダーやカットボール、フォークなどを織り交ぜるテンポのいいピッチングが魅力!
やや四球が多く、制球にばらつきがあると言われていますが、大学入学当初から鍛えた下半身で、その弱点も減りつつあるそうです。
リーグ優勝の際にも、生田目選手自身、四球の多さに
「野手のみんなのお陰で勝てた」
とコメントされていましたが、
ピッチャーの投球テンポがいいと、守備も上手くいくといわれますから、
生田目投手の小気味よいピッチングが好守備を生んだと言ってもいいのではないでしょうか?
いずれにせよ、チームみんなで勝ち取った優勝です!
生田目翼選手の兄弟は?
生田目選手にはお兄さんと弟さんがいて、兄弟3人ともに野球選手です。
お兄さんの生田目駿さんは、 水戸桜ノ牧高等学校でショート。
生田目翼選手が、ショートが好きなのはお兄さんの影響なんだそうです。
高校卒業時に数々の大学から誘いを受けているのに就職するつもりだった時にも
4年間できるチャンスがあるなら、やり切ってみろ
というお兄さんの言葉で、大学進学を決めたそうです。
生田目翼さんにとって、お兄さんはHEROなんでしょうね!
そんなお兄さんの「HERO」姿は、こちらのサイトで見られますよ!→『水戸桜ノ牧高等学校 硬式野球部応援サイト』
そして、弟の忍さんは、生田目翼選手と同じ水戸工から、現在は道都大学へ進み、野球を続けています。
ポジションはショートみたいですね。
今年の大学選手権準優勝の生田目翼投手を兄に持つ水戸工の生田目忍主将が多く取り上げられていました
「チームまとめた努力の天才」 pic.twitter.com/zWKCP3p43U— mito_nista (@chin_syu) July 9, 2015
それにしても、3兄弟の名前が「駿」「翼」「忍」って!
DQNネームとは違う、なんともオシャレというか、漫画の主人公勢揃い!!っていう感じです。
弟君の「忍」には、「女の子が欲しいかな~」っていうご両親の希望が、垣間見られなくもないですが(笑)
生田目翼選手の怪我の具合は?
15シーズンぶりのリーグ優勝を果たした勢いのままに臨んだ全日本大学選手権の決勝の登板で、股関節を痛めてしまった生田目選手。
痛み耐えて投げ続けたそうですが、3対1とリードして向かえた7回表に一挙5点を失い8回途中で降板し、目の前まで来ていた優勝を逃してしまいました。
けれど、この大会をきっかけに
さらに上のステージを目指して本気で頑張ろう
と思うようになったそうです。
そして、そんな気持ちはその後の秋のリーグ戦でも効果を発揮して、四死球もへり、防御率もアップと好調なシーズンであったにも拘わらず、終盤に肘の怪我で離脱。
今年の春には、右肩を痛めてしまいました。
学生野球のピッチャーは、やはり故障との闘いがありますよね。
幸いどちらも致命的な怪我ではないようで、筋力のバランスを整える事で、痛みの原因も解消されたそうです。
復帰となった今年9月の試合で、最高速153kmをマークし、2回を無安打無失点に抑えました。
ドラフト直前、田中正義選手要する創価大戦では、無念の降板となってしまいましたが、
田中選手は自分より上の投手
と、あっけらかんと言ってのける生田目翼選手!
公務員志望!異色の「野球少年」がプロ野球で、あたらしい形のHEROとして活躍する姿をぜひぜひ見てみたい!!
「外れ1位」
と言われている生田目翼選手を、真っ向ドラ1で指名してくる球団があったりしないかな?
結構ドラフトって、なんでも有りだったりしますよね~。
(もちろん!ズルはダメ!絶対!)
なんだか、いつにもまして、今年のドラフトが楽しみになってきました!
最後までお読み頂き、ありがとうございます!