「とと姉ちゃん」 直線裁ち(ちょくせんだち)の作り方!完成画像も!

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「とと姉ちゃん」 直線裁ち(ちょくせんだち)の作り方!完成画像も!

4月から始まった「とと姉ちゃん」の物語もいよいよ後半に入りました。

先週、とうとう創刊号の発売にこぎつけた「あなたの暮らし」第1号の目玉企画は「直線裁ち」のワンピース!

戦後間もない日本で、布も技術ももたない女性達に「おしゃれ」を楽しんでほしいと、考案されたこの「直線裁ちワンピース」は作中で、常子・鞠子・美子の姉妹も着ていましたが、これがホントにおしゃれ!現代にそのまま持ってきてもなんの違和感もないワンピースです。特に、これから暑い夏の季節にぴったりなんじゃないかな?

花山さん考案の「型紙も難しい技術もいらない直線裁ちワンピース」の作り方や、実際に掲載された雑誌について調べてみました!

実際に、1枚布で作ってみた画像や手順もご紹介します!

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とと姉ちゃん直線裁ちワンピース

直線裁ち小橋3姉妹と綾さん

戦後間もない日本で、女性達には「おしゃれ」を楽しむ余裕などなく、日々の暮らしで精一杯の毎日。

そんな女性達の暮らしに少しでも役にたつ雑誌を創りたいという常子(大橋鎮子)と花山(花森安治)の思いがこめれらた創刊号の目玉企画として登場した「直線裁ちワンピース」は、実際に、「あなたの暮らし」のモデルとなっている「暮らしの手帖」の前身「スタイルブック」や「暮らしの手帖」創刊号で提案してきた大人気企画でした。

因みに!明日、7/25発売の『暮らしの手帖』最新号(第4世紀83号)には、特別付録として
 『美しい暮しの手帖』 創刊号よりぬき復刻版
がつくそうです!

『暮しの手帖』第4世紀81号

写真の向かって左が大橋鎮子さん、真ん中が美子のモデルとなった三女の芳子さん。

直線裁ちワンピースの最大のメリットは、なんといっても

着物を解いて「複数」の洋服にリメイクできる

という事!

ドラマでもありましたが、「お金」や「物」があるところにはある。けれど、それはほんの一握りの人達のお話で、庶民は着たきりの服をつくろって生活していた訳です。

「カフェー」で働く綾さん達でさえ、手元に残った着物1着を、臭いを気にしつつ毎日「いっちょうら」として着ていました。

その「いっちょうら」の着物を解いて、2枚の布をあわせて直線に縫うだけで、ワンピースだけなら3着、ワンピース1着だとその他にブラウスが3着作れるそうですから、洗濯もきっちりできます。

作中の綾さんのように、息子さんのシャツに仕立てる事もできちゃうんですよね!

直線裁ちワンピースの作り方

・2枚の布を縫い合わせる。
・縫い合わせた布を半分に折る。
・首を出す襟ぐりと腕を出す袖ぐりを残して直線で縫う。
完成!

かんたーん!

実際には、布の柄によって「柄合わせ」が必要だったり、襟ぐりや袖ぐりの始末が必要ですが、「洋裁」や「着物を仕立てる」事を考えたら、はるかに簡単です!

という事で、

直線裁ちで作ってみた!


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最初は、「100均」で売っている「手ぬぐい」を縫い合わせて、元になる「布」を作ってから、「直線裁ちワンピース」にすると、より、当時のものに近い雰囲気がでるのでは!

と思ったのですが、これ、結構柄あわせが大変だっていう事で、普通に布を買ってきました。

※えーっと私、「ミシンで指を縫う」という漫画の中にしか出てこない様な筋金入りの「不器用者」でございますので、作ったのは相方です!悪しからず!

買ってきたのはこんな生地
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ナイロン素材で透け感のある縦じま生地120㎝幅2mです。お買い得品で500円!

これを2つに折ったので、「布を縫い合わせる」作業はなし!

1.端の処理

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縞にあわせて、三つ折にしてアイロンをかけてから、ミシンで縫う。

2.半分に折った処で、襟を適当に切る。

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3.襟を中央にして、背中を縫い合わせる。

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完成!!

パチパチパチパチ!

縫い合わせた背中はこんな感じ

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透けてる生地なので、下にピスチェ等を着るの前提で、少し大きく開けてます。

完成はこんな感じ!

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だーいぶ!ゆったりしているので、ウェストでベルトするのもいい感じです!

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ドラマで花山さんが言っていた通り、2時間で完成しました!作ったの私じゃないけど(笑)

ワンピースっていうより、プルオーバーブラウスかな?

涼しげで、着心地もよかったので、今年の夏は活躍してくれそうです!

直線裁ちに想う日本

もともと「直線裁ち」っていうのは、和装の技術で、1枚の反物から着物を作るわけです。
まだ深川に居た頃に、美子が青柳の職人さん達の里帰りに持たせる着物を作るシーンがありましたよね。

ドラマでは、娘さんが二つに折った新聞紙の真ん中だけくりぬいて頭を出し、散髪している姿から、花山さんが思いついたことになっていますが、実際には、花森安治さんは学生時代に既にこの「直線裁ち」の服を実際に作ってきていたそうです。

実は、ほんの少し前まで、日本で当たり前だった裁縫手法である「直線裁ち」

対象が「和服」ではなく「洋服」になった時に、一見全く別物であるばっかりに見落としてしまう、両者結びつける「頭の柔らかさ」が、花森安治さんの凄いところです。

そして、曲線を巧みに組み合わせ、体型にフィットした「洋装」は素敵だし、動きやすいけれど、無駄な布が沢山でてしまう。一方「直線裁ち」が基本の和装では「無駄な布」はほとんど出ないし、出てしまった端切れは子供のオムツになったり、布巾や雑巾になったり。

日本の「MOTTAINAI」文化が現れていますね。

この「直線裁ち」は日本のファッション界に大きな影響を残しているそうです。

参照:『洋装・洋裁の普及と「和服」1950年代における「直線裁ち」の意味』

最後までお読みいただきありがとうございます!

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