春の新ドラマ、『お迎えデス。』のあらすじと原作ラスト結末から最終回を予想!
※原作最終回のネタバレですので、知りたくない方はバックプリーズ!です。
原作は、1999年から月刊「LaLa」で連載されていた、田中メカ先生の「お迎えです。」
実写ドラマ化を受けて、原作続編の連載開始も発表された人気作品です。
文庫版1巻表紙の円とナベシマ
あらすじと主な登場人物
大学受験を間近に控えた主人公、堤円(つつみまどか)が、道端で喧嘩するウサギの着ぐるみと近所のじーさんと出会うところから物語は始まります。
このじーさんは先日亡くなった、主人公のお向かいさん。ビンクのウサギはあの世の会社GSG(極楽送迎)のナベシマ。
ナベシマ達の仕事は、亡くなったひとの「お迎え」で、成仏できない人の「この世の未練」を叶えて成仏させるという。霊体に憑依できる特殊能力を見込まれた円はGSGでバイトする事に…。
◇主な登場人物◇
堤 円(つつみ まどか) 福士蒼汰
主人公。男子大学生(初登場時は高校3年生)で、卒業後は教職に就く。通称「えんちゃん」。霊が見え、且つ体に憑依させることが出来るため、なかなか成仏しない霊をあの世に送り届けるGSGのバイトとして雇われる羽目に。
阿熊 幸(あぐま さち)土屋太鳳
GSGでバイトをしている幽体離脱が出来る女子高生(後に短大生)。ナベシマのことが好きで、ナベシマの前だと急に乙女になる。一方で、円のことを微妙に意識していて、円の前ではツンデレ。空手の達人で乱暴者だが、根はまっすぐで優しい。
ナベシマ
GSG送迎二課の社員(死神)いつもは会社の指示でウサギなどの着ぐるみを着ているが、中身はイケメン。キツイ言動をするが根は気のいいにいちゃん。
ゆずこ
ナベシマの相棒。同じく死神。可愛らしい風貌だが、幼い外見によらず、中身は案外大人の女(…らしい)。課長の林田に好意を持たれている(本人は迷惑している)。
いつもナベシマの着ぐるみとセットでコスプレをさせられている。
緒川 千里(おがわ ちさと)
大学で出会った円に思いを寄せていたが、事故に遭い亡くなる。
津田(つだ)
高校からの円の友人。思いを寄せていた高校時代の恩師を亡くす。
Wiki 及び 公式サイトより抜粋(※あらすじは一部、私の解釈になっています。)
福士蒼汰さん演じる円と、土屋太鳳さんが演じる体育会系女子、阿熊幸が、一緒に未練ある幽霊たちをあの世に導いていく物語です。
ラブコメ風ですが、円達と成仏できずに彷徨う霊との触れあいで紡がれる、セリフやシーンがほんとーに!暖かく、ホロリとさせられるハートウォーミングストーリー!
今をときめく福士蒼汰さん、土屋太鳳さんがどんな円と幸を演じてくれるのか、ナベシマや千里のキャスティングも楽しみです!
原作の最終回結末は⁈
ドラマ化と合わせて連載再開が発表された『お迎えです。」ですが、最初のお話は、2002年「LaLa」3月号で一度最終回をむかえています。
原作のタイトルは「です。」と平仮名で、ドラマは「デス。」と片仮名になっているので、演出や結末が違ってくる可能性もありますが、原作の最終回からドラマの最終回を予想!
※ ここから原作最終回のネタバレになります。知りたくない!と言う方は、スルーして下さいね!
※ この作品を読んだのが随分前で、思い出しながら書きました。大事なところはコミックを持っている友人に確認しましたが、間違いがありましたらご一報下さい!
※ 私的には「阿熊幸」は「阿熊」なんですが、キャストコメント等で土屋太鳳さんが、「幸」と名乗っているので、以下「幸」と表記しています。
物語中、円と幸は互いに、それぞれに想いを残してくなってしまった人の『心残り』を成就するお手伝いをする為に、身体を貸しています。
元気で利発な幸に、嫉妬しつつも憧れていた病弱な美少女、二宮楓や、円の事が好きだった緒川 千里。特に千里と幸は身体を貸した時に仲良くなり「ちさっち」「くまっち」と呼び合う仲に。身体を貸していても、自分の意識もあって、憑依者と心を通わせる事もできる2人は、知らず知らずお互いを深く知る事になっていき、当然、恋心的な感情が湧いてきても不思議じゃないけれど、近すぎて認められないわけです。特に幸はツンデレ全開!です。(笑)
ナベシマ好き!を公言する幸に対して、「ずっと好きな人がいる」といいつつ、それが誰なのかは明かさない円の『想い人』が最終エピソードで明らかになります。
「両想いだった」……て
答えたら
彼女、成仏できないかもって……
思って。あんたも、好きだったの?
さちっち……
緒川 千里を?
特に名前は出さなくても、幸にはその相手が千里だとすぐに通じてしまう。
円の『心残り』を晴らす為に、ナベシマ達がご法度破りの『逆GSG』を発動して円を『あの世』へ1時間だけ連れて行く事に。もしもこのタイムリミットを過ぎると、本当に円はこの世に戻れなくなってしまう状況で、ナベシマは幸に1時間たっても目を覚まさなければ、円を『たたき起こせ!』と命じてあの世へむかいます。
あの世へ着いた円は、ナベシマの上司、送迎二課の課長、林田に見つかり、
「完全な別れ」が不完全になってしまうと現世での生活に支障が出る。
と、幸と会う事を止められます。しかし、円は言い切ります。
『別れが不完全だったからここに来たんです。』
無事に幸との再開を果たし、想いを伝えられた円。
一方、現世で眠る円の身体を見守る幸は、タイムリミットが迫る中、悩みます
「ねえ今、あんたを起こしたら私を恨む?」
いっそこのまま、、、、。そんな思いで触れた円の身体の冷たさに、思わず叫ぶ幸。
「早く起きなさい!堤円!」
千里とキチンとお別れをしてきた円は、無事に目を覚まし現世へと戻ってきます。
いろいろな含みは残しつつ、又、送迎バイトをしながらの日常へと戻っていく円と幸。
原作の最終回はココまで。
はっきりと円と幸が、くっつく事はありませんでしたが、千里と再開した円が最初に言うセリフが、「阿熊さんってかわいいよね」
オイオイ、ここで他の女の子の名前だすか?って感じですが(汗)円としてはキチンと千里への想いにケジメをつけて、幸と向かい合っていきたいと考えていたんだと思います。そんな円の気持ちにちゃんと答えて背中を押す千里。
円から幸への矢印は、はっきりと描かれていると言って良いと思います。
更に!その後に描かれた読切のエピソードの中の、Special short4『Answer』では、社会人になった円と短大生の幸が描かれていますが、ここで円がはっきりと幸に告ります!
きゃー‼︎
しかしツンデレ発動してしまう幸に諦めがついたとあっさりと引き下がる円。そこで漸く、自分の気持ち=『Answer』に気づいた幸は円を追いかける。
『ちょっと待ちなさいよ!』
おわり
あー!ここでも寸止めですかぁ!この、商売上手!(笑)
原作も連載再開との事ですし、ドラマも続編前提だったりすると、ドラマの最終回で2人がくっつかない可能性も大ですが、千里と円のお別れシーン迄は描かれるのではないかと思います。
円が幸に、『好きな人』について語るところから現世に戻ってくるまでの一連の物語が、私は大好きで。上手くお伝えする語録がない自分が残念ですが、、。切なくも優しく温かい空気がドラマでも感じられたらいいなーと思います。
人を好きになる気持ちって、恋愛感情だけではありませんし、嫉妬もあり、憧れもあり、けして綺麗なだけではないけれど、でも行き着くところは、好きな人が、大切な人が、幸せであってほしい、笑っていてほしいという『相手を想う』心。
この物語の中の住人達は、現世でもあの世でも、みんな一生懸命で、思いやりに溢れています。
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などと言われているこのタイミングで、この作品がドラマ化されるのは、運命なんじゃないの?って思います。
円と幸、そしてその仲間達が紡ぐ、温かい物語が、1人でも多くの人の心を癒してくれます様に!
もちろん!私はタオルを握り締めてTV前にスタンバイしますよ!
ドラマ『お迎えデス。」
公式サイト http://www.ntv.co.jp/omukaedesu/
公式Twitter @omukaedeath_ntv
白泉社「お迎えです。」公式サイト
http://www.hakusensha.co.jp/omukae/
オマケのネタバレ?
最後に一つオマケのネタバレを!
最終回予想ではないのですが、上に書いた、幸に嫉妬しつつも憧れていた美少女「二宮楓」のエピソード中に、幸がロングヘアーをバッサリ切るシーンがあります。
私的に、このシーンはすっごくすっごく大事なシーン!なんですが、ここ、ドラマに入るかなぁ。
幸を演じる土屋太鳳さんはご存じの通りブレイク中ですから、他のお仕事も沢山入っていてそうそう簡単に髪を切る事はできないでしょうから、もしもこのエピソードがドラマに入っていたとしても、ウィッグで対応する可能性の方が高いですが、ここで本当にバッサリ!切ってくれたら、俄然、土屋太鳳さん推しになってしまいます!
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