女優の沢田雅美さんをご存じでしょうか?
「渡鬼・幸楽の意地悪小姑役」っていうとみなさんピンとくるかも?
昭和を代表するドラマ「ありがとう」や「肝っ玉かあさん」等々で若い頃から名脇役として活躍していた沢田雅美さん。
石井ファミリーとの確執が噂された「渡鬼降板」以降、テレビドラマであまりお見かけしなくなっていたのですが、胃ガンを患われ、病と闘っていらしたそうです。
現在も術後の後遺症と闘いながら、女優としての活動されている「名バイプレーヤー」沢田雅美さんの現在や、若かりし日の画像などをご紹介したいと思います。
最後に、沢田雅美さんが手術をされた「がん研有明病院」についても、少し書かせて頂いてます。
沢田雅美さんのプロフィール
生年月日:1949年7月11日(67歳)
出身校:京浜女子大附横浜高
特技:日舞(花柳豊) 三味線 生け花
資格:日舞花柳流師範 納谷義隆花道(いけばな京花傳師範瑞泉庵雅美)
小唄(三升流名取三升八重美) 書道(松声会名取澤田三佑)
デビュー作:ただいま11人 (1964年 TBSテレビ)
日舞の師範や、生け花、小唄、書道と名取襲名されているんですね。
テレビでは、意地悪な役や、コミカルな役でドラマに味を出す女優さんのイメージが強いですが、舞台での活躍も多い沢田雅美さんですから、こうした「伝統文化」に裏打ちされているであろう「所作」や「発声」は、女優としての底力を感じます。
そして、14歳という若さでデビューした沢田雅美さんの「名バイプレーヤー」としての始まりは、石井ふく子さんのホームドラマシリーズ「肝っ玉かあさん」「ありがとう」ではないでしょうか?
現在、BS12で再放送されている「ありがとう第1シリーズ」に出演されている沢田雅美さん!
「若さ」が溢れてます!主演の水前寺清子さんと同僚の婦人警官役ですが、とっても似合ってる!
渡鬼での小姑役とはぜんぜん違う!
沢田雅美さんのご主人は?
沢田雅美さんのご主人は俳優の赤松秀樹さん。現在65歳だそうですから、沢田雅美さんは年上女房になりますね。
舞台を中心に活動されているそうです。
2006年にはテレビ東京・土曜スペシャル
「夫婦でゆったり旅!初秋の味と名湯巡り」 という番組にご夫婦で出演されました。
沢田雅美さんの胃ガンが早期に発見できたのは、夫の赤松秀樹さんが健診を受けた時に一緒に受けるようにいわれたからだそうです。
自覚症状は全く無かったそうですから、夫婦愛の賜ですね。
胃の2/3を摘出するという大手術を受けられていますが、入院は10日間で数ヶ月後には、
新橋演舞場12月公演「三婆」
で、水谷八重子さん、波乃久里子さんと共に主演を務めています。
この舞台を終えた時に沢田雅美さんは
「手術したことを忘れるぐらい、心配なくやれた」
と話していました。
有吉佐和子さんの同名小説を原作とした女のバトルコメディ?? 「三婆」
2016年新橋演舞場11月公演 新キャストで上演!
新キャスト:大竹しのぶ・渡辺えり・キムラ緑子
沢田雅美さんの現在は?
術後、順調に回復されたと思われた沢田雅美さんですが、手術から2年後に、「ダンピング症候群」を発症。
切除後症候群(postgastrectomy syndrome)のひとつである。胃切除後の食事に関連して、血管運動性症状、腹部症状などの機能障害を生じる。胃切除手術を受けた患者の15%~30%に起こる。
ダンピングとは「墜落する」という意味。食物が胃に留まらず、急速に腸まで落ちてしまうことを表している。胃で攪拌され、少しずつ腸に送り出されていた食物が、胃切除後は未消化のまま一度に腸に流れ込むため、血糖値の変動や各種ホルモンの分泌によって、不快な症状が起こる。
「早期ダンピング症候群」と「後期ダンピング症候群」に分けられるが、区別がつかない場合もある。
引用:ダンピング症候群 | 看護用語辞典 ナースpedia – 看護roo!
一度、発症してしまうと一生治らないと言われているそうですが、沢田雅美さんは食事療法しながら、女優業をつづけています。
2015年には、お昼の連ドラ「花嫁のれん 第4シリーズ」に仲居頭・小島房子役で出演。
「仲居頭」って、すっごく嵌り役だったんでしょうね~。
同時に、確執が噂された、石井ふく子・橋田壽賀子ファミリーの明治座お正月公演「春日局」にも二代将軍秀忠の正室・お江与(一路真輝)の侍女役で出演と、勢力的に活躍されています。
お正月公演に出演するというのは、役者冥利につきる名誉なんだそうですが、大病を経験され、後遺症とも闘っている沢田雅美さんにとって、その舞台は「名誉」だけではない、とても大きな意味のある舞台だった事と思います。
実際に確執があったのかどうかは、当事者の皆さんの胸の内ですが、いろいろな事を乗り越えて、又「ファミリー」として一緒にお仕事ができたのは、製作者と女優という異なる立場であっても、一緒に作品を作り上げていく同志としての繋がりが、それ以外の雑音を振り払った証ですよね。
それこそが、「役者冥利につきる」んじゃあないかなー。
それにしても!主演ではないとはいえ連続ドラマの撮影中に、舞台もこなすとか!
今年は、同じく石井ふく子さんプロデュースのTBSドラマ特別企画「居酒屋もへじ5 -母という字-」にも出演されました。
後遺症と闘いながらも、お得意な役どころ同様に、明るく前向きに仕事をされている沢田雅美さんの「女優魂」に感服します。
最後に
沢田雅美さんが手術をされた「がん研有明病院」は、私も家族がお世話になりました。
後遺症を発症された事で、病院の落ち度を指摘する方もいるようですが、個人的にはとても助けてもらったという印象の病院です。
セカンドオピニオンで来院し、その後治療をして頂きました。
癌に特化していると言う事もあり、設備や機器が充実しているのはもちろんですが、なにより広くて明るい作りで、気分が落ち込みがちな患者と家族の気持ちを少しでも明るく、前向きに!という工夫が随所に施されていました。
担当医の先生を筆頭にソーシャルワーカーの方の専門知識も深く、親身に対応して頂き納得のいく治療をして頂いけたと思っています。
「病院」というのは担当して頂いた先生や、看護師さんによって同じ病院でも違うとは思いますが、私はとても感謝しています。
更に話がそれちゃいますが!
近隣にあるワシントンホテル横・ 有明パークビル2Fにあるシーフードレストラン「メヒコ」の蟹ピラフ!美味しいです!
父と良く食べにいきました。(テイクアウトもできます!)
がん研有明病院が近いからでしょうか?従業員の方が、車いすの扱いに慣れていて、父をとても親切に接客してくださったのがありがたかったです。
お台場や有明ビックサイト等々からのアクセスもいいので、お近くにお出かけの際には、ぜひ一度ご賞味あれ!
最後までお読み頂き、ありがとうございます!