ローマ法王の「生前退位」は600年ぶりの異例な出来事だった!

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ローマ法王の「生前退位」は600年ぶりの異例な出来事だった!

天皇陛下が「生前退位」の意向を示されたというニュースに驚き、恥ずかしながら、よくわからなかった「生前退位」について調べてみると、2013年の「ローマ法王ベネディクト16世の生前退位」という記事が沢山出てきました。

日本でも、ニュースになっていたので記憶にはあるのですが、詳しい事には興味を持っていなかったというのが正直なところです。

「ローマ法王」という雲の上の存在という認識であった方が「Twittwr」とかしているんだ!

なんていう事ばかり覚えている始末。我ながら本当に情けないですね。

日本での「生前退位」が、124代まで長い歴史の中で、実は半数近く行われていたと言う事を知ったのですが、「ローマ法王」の「生前退位」は600年振りというとても「異例」な事だったそうです。

【関連記事】
・天皇陛下が「生前退位」されると年号はどうなる?過去や海外では?

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600年前に行われた「ローマ法王生前退位」の理由は?

600年前、カトリック教会が2つに分裂していた為に、ローマ法王が2人いる。という状態で、法王が2人いるのはよくないと1415年に1人が生前退位した。
これが世に言う「教会大分裂」

ここ!試験にでるよ!的な(実際この年のセンター試験「歴史B」で出題されたらしいですよ)

八百万の神の国に生まれた私たちには、理解が難しい「宗教と政治」の問題ですが、

原則終身制となっているローマ法王の「生前退位」とは、

法王が2人いるよ!≒ 天皇陛下が二人いる!

って言う位の異常事態でなければ起こりえない出来事だったという訳です。

ローマ法王ベネディクト16世は何故生前退位したのか?

「法王が二人」という異常事態でもないのに、原則である「終身制」を翻してまで「生前退位」した理由はなんなのでしょうか?

ベネディクト16世は

高齢のため自らの職務を十分果たせなくなった

とその理由について話しているそうです。

「高齢による職務遂行への不安」という事であれば、今回、天皇陛下が示された理由と同じという事になります。

ご高齢である事は事実ですしね。


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ところが、ベネディクト16世が即位されてから、あれこれとトラブル続きであった為に、いろいろな憶測が飛び交ってしまっているようです。

・他教徒を「邪教」と発言して物議を醸した
・カトリック教会での性的虐待を公表し謝罪したが、それまでの隠蔽を追求され辞任要求デモに発展
・法王宛の内部告発文書がリークされた。
・機密文書にはバチカン内のマネーロンダリングの実態が記されており、マフィアとの繋がりも疑われた。

等々、検索すると、わらわらと出てきます。

関節痛や不整脈といった、年齢に伴う持病を抱えている上に、様々なトラブルが重なって、心身共に疲弊してしまったという事なんでしょうか。

性的虐待などは言語道断ですし、マネーロンダリングやマフィアとの繋がり等々「神の御前」で許される行為ではありませんが、こうした問題は、何かしらの「権力」がある場所では多かれ少なかれ大昔から起きてしまってますよね。

「権力」と「正義」あるいは「自制」

といった、バランスがとれなければ「正しい政治」は立ちゆかなくなってしまう。

何を持って「正しい政治」とするのか、というのも難しい問題ですが、これは、残念ながら我が日本でも看過できない問題となっています。

この度の天皇陛下の「生前退位」のご意向を受けて、日本の政治家の人達の心に、一石投じられればいいのですが、、、。

そういえば、ベネディクト16世が即位された時の年齢は78歳だそうです。
昨日、都知事選への立候補を表明した鳥越さんは76歳ですね。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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