今年の2月、ジャンプ11号で「背すじをピン!と」の連載を終えたばかりの横田卓馬先生の新連載「シューダン!」が、早くもジャンプ28号から始まりました!
ちょうど、「背すピン」の最終回と時を同じくして、始まった怒濤の新連載6連弾が一通り出揃って、一段落したこのタイミングでの連載開始。
これは狙ってたのか、偶然なのか?
どっちにしても、新連載までの間が、
4ヶ月!?
って、、はやっ!
横田先生、漫画書いていないと息ができないタイプなんでしょうねー。
それにしたって「週刊連載」って、滅茶苦茶過酷な仕事だと思うので、横田先生にはほんと、お体大切にして欲しいです。
っていう余計なお世話はさておき、肝心の本編!
面白かった!
いや、マジでひっさびさにワクワクしました。
と言うことで、今日は横田卓馬先生のWJ新連載「シューダン!」のあらすじと感想や登場人物などを紹介したいと思います。
※ この先「 シューダン!第一話 」のネタバレを含みます。
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「シューダン!」1.ぼくらのフットボールアワー あらすじ
舞台は、サッカー王国静岡のサッカー少年団、浜西FC
実力は中の下
主人公の桜田創始(ソウシ)は、小4の時に親に言われてなんとなく入った少年サッカーチームで新6年生になった。
同じく6年生のチームメートには、
司令塔っぽいイケメン臭漂うロクこと両角禄郎(もろずみろくろう)
ノーコンだけどキックの威力が凄い眼鏡キャラ!新キャプテンヤマトこと大和哮(やまとたける)
たぶん一番背が高い?センターバックっぽいヤスこと竹内泰臣(たけうちやすおみ)
ちょっと気弱そうだけど心優しいマルコメ君ハルヨシこと金子張良(かねこはるよし)
(※ ポジションはあくまでそうかな~?と思っただけなので、正確じゃないです。)
彼らを率いる監督兼熱血コーチが、巨勢達也(こぜたつや)27歳!
この巨勢さん、横田先生の「背すピン」にも「こがねいろ」にも登場していますね!
こういう世界が繋がっている設定、好きです!
ソウシは、ガチでサッカーやってます!と言うタイプではないけれど、
色んな小学校から、色んな奴らが寄せ集まって出来てる空間
っていうのに、愛着があって、いつものクラスメイト達と過ごすのとはちょっと違った空間を
「けっこう悪くない」
と思っていて、多分他のチームメイトも同じ風にかんじているんだろうなーっていうのが、
会話の端々に滲み出ていて、楽しくサッカーしています。
そんなソウシ達が最高学年になって、早々、チームに新メンバ-として、七瀬晶ちゃんがやってきました!
なんと、女の子!
かわいらしい七瀬ちゃんだけど、サッカーの実力はなかなかで、そんな七瀬ちゃんを交えた紅白戦は白熱!
ヒロインの登場で、「仲良く楽しいサッカー少年団」が、化学反応をおこしそうな予感??
「シューダン!」1.ぼくらのフットボールアワー 感想
や、もう本当に、語彙がなくって情けないけど、面白かった!
「新連載」が始まる度に、楽しみにしながら読みはじめるんですけど、正直最近は、うーんっていうのが多くて
今回は、いつになく余り期待しないで頁を捲ったんですが(ごめんなさい!)
なんといっても設定が
「小学生のサッカー少年団」
っていうのが、いい!
あー週刊少年ジャンプって、少年誌だったよねー
と思い出させて頂きました。
(少年でもなけりゃ、元・少年でもないおばちゃんが毎週楽しませて頂いてるって時点でいろいろつっこみどころはあると思いますが、そこはスルーな方向で!)
ちょっと話はそれますが、同じく今年連載が始まった藤巻先生の
「ROBOT×LASERBEAM ロボレーザービーム」
これは高校生の男子ゴルフ部のお話で、スポーツマンガ大好き人間としては、これもとっても面白いんですけど、正直、少年達にはおもしろいんだろうか?
っていう気持ちになりながら読んだりしています。
自分は、ちょこっとだけどゴルフやったことがあって、コースにも出たことがあるから、面白く読めるんだけど。
最近の小学生にとって、「ゴルフ」がどのくらい身近な存在なのかわからないけど、たぶん、少年サッカーの方がぐっと身近なんじゃないかと思うんですよねー。
そして、又その少年団が、強豪でもなけりゃ、弱小でもない。
普通のサッカー少年チーム
だけど、舞台はサッカー処の静岡
この辺りのバランスが、なんとも好きです。
メンバーも、サッカーは好きだけど強いチームに入るほどじゃなかったり、「習い事」としてやっていたり。
ソウシにしても、親に「塾かサッカー」の2択を迫られて、サッカーを選んだだけ。
こういうのリアルですよねー。
そりゃふつーにほとんどの男の子がサッカー選ぶでしょ。
もちろん、スポーツが苦手っていう子も、もちろんいて、そしたら親の提示する条件がサッカーじゃなくピアノとか絵画教室とかになるだけでね。
そして、「なんとなく」やっているとはいえ、静岡で生まれ育ったソウシ達にとって、サッカーはとても身近なスポーツであり、慣れ親しんだ遊びなんだと思います。
第1話は、そんな浜西FCに転校してきた女の子「七瀬晶」ちゃんが見学にきて、練習試合に参加するっていう流れの中で、メンバーそれぞれの名前や個性、関係性なんかが上手く紹介されていて、「説明」じゃなく、物語のベースがスッと入ってくる展開は、テンポが良くてわかりやすいですね。
そうして、そこで交わされる会話が、いかにも小学生の男の子!
練習しつつも、コーチの隣りにたっている、謎の女の子が気になって仕方ない感じとか、
女子に優しくしちゃった自分が恥ずかしい感じとか。
もう、SO CUTE!!
紅一点、ヒロインポジであろうナナセちゃんは、、「実は男の娘って話なのでは??」なんて憶測も飛び交ってましたが、まーかわいくて、そして多分サッカーが上手い元気な女の子。
こうして、女の子も一緒にチームに入れるところも少年サッカーチームならでは!ですよね。
これは潔子さんとかひとかちゃん(ハイキューマネ)、リコちゃんや桃っち(黒バス)とは、又違ったポジションで、男の子達を(無意識に)かき回してくれそうで楽しみです。
てな感じで、これはもう!お母さん世代としては、みんなかわいくて、そしてがんばれ!と応援したくなります。
そうそう、最初は見逃しちゃったんですけど、巻頭カラーの冒頭シーン
移動のバスorワゴン?の中で、昨日見たゲーム実況のことや、クラスメイトの話がワイワイ描かれている中に、
しっかり七瀬ちゃん、居ましたね!顔ははっきりとは出ていないけど、髪を結んでて、その後の本編ではばっちり描かれている、背すピンにも出てきたパンダキャラのゴムっぽく見えなくもない!
って事はこの冒頭シーンは少し未来のソウシ達。
みんなで、揃いのジャージを着て、どこかのデッカイスタジアムに到着した模様!
七瀬ちゃんというカンフル剤の投入で、覚醒した浜西FCが「全国クラス」の大会に出ちゃうんでしょうかね?
もしも、そういう展開だとして、それでもその車中の空気感が、本編と全く一緒!っていうのが、とってもイイです!
強豪チームになっていって、チームの和が壊れちゃうのって、ありそうで、でもそんなのって淋しいですものね!
と言うことで、個人的な第1話感想を一言にすると、
でした!
これは、
「ジャンプでサッカー漫画は当たらない」
っていう、ジンクスをサラリと打ち破ってくれそうな予感!!
来週が待ち遠しいです!
【その他のサッカー漫画も!】
現在、少年ジャンプ公式サイトにて、
「シューダン!」1.ぼくらのフットボールアワー
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(※ 無料配信は予告なく終了する場合があります。)
ぜひ!読んでみてください!
最後までお読み頂き、ありがとうございます!