春風亭昇吉(しゅんぷうていしょうきち)さんは、
クイズ番組に『インテリ芸人枠』ができて久しいですが、いつも同じ顔ぶればかりだったところへ、久々のニューフェース登場!といったところでしょうか?
クイズ番組だけじゃなく、「東大生」っていうのも、近頃よくバラエティ番組で取り上げられていますし、春風亭昇吉さんの師匠は、『時の人』だったりもするので、なんだかブレイクしそうな予感もします。
今日は、「東大出身初の落語家」春風亭昇吉さんをご紹介したいと思います。
春風亭昇吉さんのプロフィール
本名:國枝 明弘(くにえだ あきひろ)
生年月日:1979年10月29日
出 身 地: 岡山県
身 長: 173cm
資格:JAPAN MENSA 会員
階級:二ツ目
出囃子:独楽
所属:落語芸術協会・ワタナベエンターテインメント
趣味:
怪獣を調べる、じゃがいもを食べる、歌舞伎、韓流恋愛映画を観る、少女漫画を読む、日本舞踊
特技:現代文の読解(Z会東大現代国語全国一位)
公式ブログ:春風亭昇吉
顔つきも本名も、なんだか「頭いい!」感がするのは、先入観なんでしょうか??今やインテリ芸人必須資格となった感のある『JAPAN MENSA 会員』ですしね!
っていうとこよりも気になったのが『出囃子』
落語の世界を良く知らないんですけれど、プロフィールに「出囃子」が書かれるんですね~。
「出囃子」は落語家ひとりひとりで決まっているので、人気の噺家さんだとその「出囃子」が聞こえてくると客席が沸くそうです。野球やプロレスの入場テーマは、落語からきているのかもしれないですね。
そしてこの「出囃子」を持つ事ができるのは「二ツ目」以上。春風亭昇吉さんは平成22年5月に「二ツ目」に昇進しています。
「二ツ目」っていうのは「前座」と「真打」の間。
という意味で、落語の世界ではようやく一人前という階級だそうです。
春風亭昇吉さんの経歴は?
「東大出身初の落語家」の春風亭昇吉さんですが、東大の前に、地元の岡山大学へ進学さてれています。その岡山大学を卒業目前で「東大受験」の為に退学!
ちょっとパンピーには、にわかに信じられない行動です。根本的に「頭の作り」が違うとしか思えない。せめていちおー卒業してからでも良かったんじゃない??なんて思ってしまいますが、同級生が就活に励む中、春風亭昇吉さんは受験勉強に励み、見事23歳で東京大学経済学部に入学!
この時の「勉強法」や「エピソード」はこちらの記事にくわしく乗っています!受験生必読!
スタディサプリ「落語家 春風亭昇吉さん 私の受験ストーリー」
落語との出会いは、なんとこの東大生時代!それまでは空手をやっていたそうですが、東大の運動部が弱いっていうのと、受験勉強中に「お笑い」で息抜きする事で、メンタルをコントロール出来たという経験から「落語研究会」に入部したそうです。
2006年 「第3回全日本学生落語選手権・策伝大賞」で優勝!学生時代は「井の線亭ビリ馬」を名乗っていたそうです。
私の勝手な思いこみですけど、頭のいい人って落語好き多くないですか?なんか、優秀な脳に共鳴するところがあるんじゃあないだろか。落語の「オチ」って「おもしろい」だけじゃあなくて「粋」が入っていないとダメだから「成績」ではなく、「頭の回転」は大いに関係ありそうですよね。
学生時代は、老人ホーム等をまわる落語ボランティアなんかも積極的に活動して、なんと東京大学経済学部経営学科を首席卒業だけじゃなく、「東京大学総長大賞」も受賞
なんか、どれもこれも「てっぺんのてっぺん」で、いろいろ想像力がついて行かないですわ~。
東大出身初の落語家になってからは、2012年13年と2年連続で「NHK新人演芸大賞」でファイナリストに!
又、『東大生に最も向かない職業 -僕はなぜ落語家になったのか-』という著書も出版しています。
この本の冒頭で春風亭昇吉さんは
・下働きや、喋る技術に、東大受験や成績は前々通用しない。
といった事を書いていますが、私はやっぱり「文系東大生」には向いている職業の様な気がしちゃいます。東大卒業すれば将来安泰!という時代でもなくなってきているし、春風亭昇吉さんのように今までとは違う世界で活躍する東大生が増えたら、ちょっと面白い事が起きてくるんじゃあないかな~。
春風亭昇吉さんの師匠は!
東大を卒業してすぐに弟子入りしたのが、「笑点」6代目司会に就任し話題となった春風亭昇太師匠のところ!
今や時の人ですが、師匠である春風亭昇太さんも落語との出会いは大学時代だったそうです。
師匠は、笑点のメンバーから「6代目司会」に昇進したわけですが、今後、弟子である春風亭昇吉さんが笑点のメンバーに選ばれるという日が来るかも知れないですね。
師匠も「下積み」が長く、高座よりもTVでの活躍が目立っていた時期もあったそうなので、今は「落語」だけではなく「クイズやバラエティー」で、刺激を受けて「独楽」の出囃子が鳴ったら客席がドッと盛り上がる噺家さんに鳴って貰いたいですね!
あ、因みに師匠・春風亭昇太さんの出囃子は「デイビー・クロケット」だそうです。ディズニーランドのカントリーベアジャンボリーで聞いた事のある方も多いのでは?これが三味線で流れてくるのはなんとも「おつ」ですなぁ~
今日も最後までお読み頂きありがとうございます!