上野水香(うえのみずか・バレエダンサー)さんが、4/23放送の『SWITCHインタビュー達人達(たち)【柚希礼音(俳優)× 上野水香(バレエダンサー)】』に出演されます。
対談相手の柚希礼音(ゆずき れおん)さんは、元宝塚男役で退団パレードに史上最多・1万2千人を集めた『トップ・オブ・トップ』
そんなお二人のご縁は、柚希さんがかつてバレエダンサーをめざしていて、同じコンクールに出場された事もあったそうです。
今日は、バレエダンサー、上野水香さんをご紹介します!
一緒にご出演の柄本弾さんの記事はこちら
柄本弾(つかもとだん・バレエダンサー)プロフィール!動画も紹介!
上野水香さんのプロフィールと経歴
プロフィール
上野水香(うえのみずか)東京バレエ団プリンシパル
生年月日 :1977年12月23日
出 身 地 : 神奈川県鎌倉市
身 長:170㎝
2007年より神奈川県観光親善大使
公式LINEブログ:上野水香OFFICIALBLOG
公式サイト:MIZUKA UENO Official Site
文化人・アーティストのマネジメント&プロデュース「nadeshicopro(ナデシコプロ)」
経歴
5歳よりバレエを始め、1993年、ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞
モナコのプリンセス・グレース・クラシック・ダンス・アカデミーに留学、首席で卒業。
卒業後「牧阿佐美バレヱ団」に所属
1997年『くるみ割り人形』の金平糖の役で主役デビューを果たす。
2004年東京バレエ団に入団。
故モーリス・ベジャールに直接指導を受け、故ジョルジュ・ドン、シルヴィ・ギエムらとともに『ボレロ』を踊ることを許された世界でも数少ないダンサーの一人となる。以降、V.マラーホフ、M.ガニオら世界のトップダンサーとの共演多数。
詳しい経歴につきましては、上記リンクからどうぞ!公式サイトのプロフィールが1番詳細に書かれています!
牧阿佐美バレヱ団に所属していた時に、同バレエ団のプリマである草刈民代さんが怪我で降板となった「眠れる森の美女:オーロラ姫」の代役を務めた事をきっかけに一気にその名前が知れ渡ったそうです。その舞台を観劇した方のブログには、代役ときいて払い戻しした人が多く、空席も目立った中、観劇したみなさんからは上野水香さんの「予想以上」の踊りに大きな拍手が巻き起こったそうです。
プリンシパルとかプリマって何?
クラシックバレエだと、「プリマドンナ」とか、「ファーストソリスト」とかは聞いた事があるのですが、上野さんの東京バレエ団での肩書き「プリンシパル」初耳でした。なんだか、とにかくキラキラしてそうって事はわかります(笑)
「プリンシパル」とは、英語で[主な、主要な、第一の、先頭に立つ]という意味。
バレエ団においては、主役級のダンサーに与えられる階級で、プリンシパルの人は主役しか踊らないんだそうです。
ただ、こうした階級は各バレエ団によってまちまちで、「ファーストソリスト」「エトワール」「プリマバレリーナ」等。但し「プリマバレリーナ」だけは女性ダンサーのみの呼称だそうです。「エトワール」は宝塚の記事でご紹介したように、「ソロ」で唄う方をさしていましたよね。
元々が日本の文化ではないので、こうした部分はあやふやなのかもしれませんね。
上野水香さんの年収は?
芸事の世界って、「お金」の部分が不明だったりしますよね。趣味で習っているのであれば、お月謝を払って、発表会なんかの舞台に立つ場合にもこれ又お金を払う。大先生と一緒に踊らせてもらうなんて事になったら更にお支払い額が跳ね上がります!
とにかく「お金のかかる」習い事。
じゃあ、「プロ」として活動している方達はどうなんでしょう?
日本国内では「仕事」としては、あまり魅力的ではないようです。
ほとんどのバレエ団が、舞台報酬は僅かかゼロ。チケットノルマの半額が報酬なんて事も多いそうで、チケットがさばけないと赤字です。
それに対して出費は多いんですよね。消耗の激しいポワント(トウシューズ)はもちろん、マッサージや怪我の治療費なども自腹です。それに対してきちんとした保証がある団体はまだまだ少ないようです。舞台で踊っているだけでは、生活していく事はむずかしいのが現状で、皆さん、バレエ教室の講師なんかをやりながら生計を立てているそうです。海外になると全く違っていて、英国ロイヤルバレエのプリンシパルの年収は1200万円程度とか。又、海外では国立の団体が多いので福利厚生なども充実しているそうです。公務員みたいなものなんでしょうね。
しかしながら、上野水香さんが所属している東京バレエ団は、国が経営している「新国立バレエ団」同様に、舞台出演に対して報酬が発生し、チケットノルマはない数少ない団体の様です。
又、東京バレエ団は2009年から独自に「ポワント基金」を設立しています。→ 東京バレエ団ポワント基金
上野水香さんは、国内ダンサーとしては珍しくダンスしかされていないそうですが、これはTV出演や雑誌の仕事が多いからみたいですね。
それ以外には、きっと「ご祝儀」っていうのがありますよね。この辺りは一体どの位なのかわからないですけど、例えば日本舞踊の世界では「筆頭名取」とか「分家」になると、公演の度に結構な「ご祝儀」が入ります。(勿論、課税対象です!)単純比較はできませんが「プリンシバル」だと位置づけとしては「筆頭名取」クラスなんじゃないでしょうか?
スポーツの世界で、世界大会やオリンピックなどが開催されるたびに話題になる「国の支援」という問題は、日本において深刻です。目に見えてわかる「利益」を発生させないアマチュアスポーツや、バレエの様な「芸術」に対する国の支援が、本当にさみしい国です。
一方で、プロ野球選手なんかは、ビックリするくらいの年俸を貰ってたりします。英国ロイヤルバレエのプリンシパルの年収なんて目じゃないです。
まぁ国家予算って事になってくると、そんなに軽率に意見はできませんが、国が「何に何の為に、どういう指針で」お金を使うのかっていう部分が、曖昧で行き当たりばったりな気がしてなりません。どんな分野であっても「才能をもって努力している日本人」は国の資産だと思うんですけれどもね。
って、なんだかすっかり話が逸れてしまいましたね^^;
上野水香さんは結婚している?
上野水香さんは、2010年に同じくバレエダンサーの高岸直樹さんとご結婚されています。
ご主人の高岸直樹さんは、2015年に29年間在籍した東京バレエ団を退団され、現在は特別団員としてゲストダンサーとして参加されている他に「高岸直樹ダンスアトリエ」を開かれています。東京バレエ団在籍中には、お二人の共演も多く、そんな馴初めでご結婚に至ったのでしょうね。
上野水香さんは170㎝と日本の女性バレエダンサーとしては高身長ですが、ご主人の高岸さんは185㎝とこれ又高身長!並んだ姿は日本人離れしていて画になります!
現在、上野水香さんが多く共演している柄本弾さんも背が高いですよね!(柄本さんの正確な身長はわかりませんでした。こちらの記事をご参照ください!→柄本弾(つかもとだん・バレエダンサー)プロフィール!動画も紹介!
最後に、上野水香さんの動画をご紹介
一つは、冒頭の経歴でもご紹介した「ボレロ」
東京バレエ団「ボレロ」[モーリス・ベジャール振付]
Youtube NBS/日本舞台芸術振興会公式チャンネル
(こちらの動画で上野さんの次に登場する男性ダンサーがご主人の高岸さんです。)
実は今回、上野水香さんについていろいろと調べている中で、上野さんに対して「華がない」とか、「気品がない」などといった批判的なご意見もいくつか見受けました。日本人離れしたスラリと細く長い手足に大きい目が「アニメ」の登場人物みたいだ。なんていう声も。
そんな意見を頭に入れつつこの「ボレロ」を拝見したんですが、賛否はともかく、確かにバレエに明るくないパンピーおこめの常識にある「プリマドンナ」とはかけ離れています。もちろんこの演目自体が、チュチュをまとって華麗に踊るお姫様ではないので、一概にはいえませんが、「力強さ」が前面にでているこの「ダンス」
私は、すっごく好きです!カッコイイっす!
そしてご主人と出演され、上野さんが初めて「ジゼル」を演じた時の動画
東京バレエ団「ジゼル」(上野水香&高岸直樹)
Youtube NBS/日本舞台芸術振興会公式チャンネル
えーーっと、「華」も「気品」もありますよね?そしてやはり長い手足が美しいです!
そして最後は、ちょっとオフショット?
私でも名前をしっているバレエ・ダンス用品の専門店Chacott(チャコット)のバレエウェアのビデオカタログに出演されているもの
FREED OF LONDON | MALAKHOV by Chacott | 2014夏コレクション |ビデオカタログ
Youtube Chacott公式チャンネル ChacottJP
可愛らしい一面が観られましたね。
実は、初見の時には上野水香さん、もっとお若いのかと思いました。(ごめんなさいね!女性に年齢の話題で!)
ちょっと前まで「クラシックバレエ」というと一般人には敷居が高いというか、お金持ちのお嬢様の習い事っていうイメージだったんですけれど、今では、ダイエットとかアンチエイジングに効果があるって事で、女性の習い事としてぐっとポピュラーになってきました。
上野さんのお姿をみていると、本当にアンチエイジング効果、期待出来そうですね!
『SWITCHインタビュー達人達(たち)』で対談する、柚希礼音さんも水香さんと同じ70年代生まれ。
魅せる世界は華やかなでありながら、そこに辿り着く課程では、きっと想像を絶する努力を要される世界でトップを張ってきたお二人の本音女子トークが楽しみです!
最後までお読み頂きありがとうございます!