安部新内閣への入閣は固辞したと言われていた小泉進次郎議員が、筆頭副幹事長に内定
政治に明るくない自分は
「筆頭副幹事長」
って初めて聞きました。
小泉進次郎議員が抜擢されたとなると、党内出世コースへの定石ポジションとか?
「筆頭」だけど「副」なんですよね??
と、無知なりにいろいろと気になったので、
この「筆頭副幹事長」とは、どんな役割なのか、前任者は誰で今回の内閣改造ではどうなったのか?
野党第一党である民進党では誰が「筆頭副幹事長」なのか?
といった事を調べてみました!
筆頭副幹事長とは?
「副幹事長」は「幹事長」の副
つまり「幹事長」の補佐役ですね。
(「幹事長補佐」っていう役職は又別にあるのですが、、)
で、この「副幹事長」っていうのは、30名くらいいたりするんだそうです。
その学校1クラス分くらいいる「副幹事長」を纏めるのが「筆頭副幹事長」
副幹事長クラスのクラ長さんというポジでしょうか。
で、いったい何をするポジションなのかという点については、「幹事長の補佐」ですからね。
幹事長のお仕事を調べてみましょう!
幹事長の仕事とは
「幹事長」というと、一番最初に思い浮かぶのが「選挙対策」ですが、当然その他にも重要な役割があるようです。
自民党の党則によれば、
『総裁を補佐し、党務を執行する。(第8条)』
となっていますが、その実情としては
・選挙の陣頭指揮
・候補者へ党の公認を与える権限
・党の財政管理
・他党との交渉
・国会運営
・法案審議
.党人事
こういった、政党運営において重要な役割を担っているのが、「幹事長」というお仕事だそうです。
実質、党のナンバー2といったポジションとも言われていますね。
副総裁とか、官房長官といった役職もあるのでややっこしいですが、
副総裁は実務というより、名誉職
官房長官は、党ではなく官邸のスタッフ
内閣政府として忙しい総裁にかわり、党内を任されている幹事長が実務レベルでいえば、ナンバー2という訳ですね。
そりゃあ、「副」幹事長が大勢いるのも納得です。
やることが多すぎるんですね。
めんどくさい事は、幹事長。つまりは副幹事長さん達は大忙し!
といった図が思い浮かびます。
今回の内閣改造において、「筆頭副幹事長」には、小泉進次郎氏と柴山昌彦首相補佐官が内定しました。
筆頭副幹事長に2名就くのは異例なんだそうです。
役割分担は今後調整となり、柴山氏は総裁特別補佐を兼務されるので、知名度が高い小泉進次郎氏は選挙対策へのカンフル剤的な狙いもあるとか?
次から次へと、大臣の不祥事が起こって支持率が急降下している安倍内閣にとっては、小泉進次郎氏の人気やお父さん譲りのカリスマ性は、大いに利用したいところなんでしょうけれど、入閣させるには、衆議院議員としての任期が浅い等の事情があって、苦肉の策での「筆頭副幹事長」というところでしょうか。
因みに、小泉進次郎氏の父である、小泉純一郎氏が首相だった時に、
当時大臣経験のない現首相の安倍氏を幹事長に抜擢するというサプライズ人事がありましたね。
自民党筆頭副幹事長の前任者は誰?
小泉進次郎氏の抜擢となると、どうしても将来的に総裁候補への布石なのでは?
という点が気になってしまいます。
今回の内閣改造まで、自民党筆頭副幹事長を務めていたのは、西村康稔議員
西村氏は今回、官房副長官に任命されました。
同じ「副」ではありますが、今度は官邸の補佐実務での活躍が期待されているわけですね。
自民党歴代幹事長をみてみると
初代幹事長が後に首相となり安倍首相の祖父でもある岸信介氏
その後も
三木武夫・福田赳夫・田中角栄・大平正芳・竹下登・小渕恵三・森喜朗
といった顔ぶれで、その後首相となった方々が勢揃いです。
筆頭副幹事長を務めたからと言って、次は幹事長という訳ではないんでしょうが
ここで経験をつんで、幹事長から大臣、総裁へという道筋はとても現実味があるのではないでしょうか?
民進党の筆頭副幹事長はだれ?
現在の民進党役員一覧には、「筆頭副幹事長」というポストは見当たりませんでした。
幹事長代理が、玉木雄一郎氏 福山哲郎氏 芝博一氏
副幹事長が、津村啓介氏をはじめ、7名。
民主党時代には、この「筆頭副幹事長」のポストがあったようで、
その時に「筆頭副幹事長」だった長妻昭議員は、鳩山内閣時には厚生労働大臣も務めました。
「筆頭副幹事長」
というポストの重要性がうかがえますね。
専門科筋からは思ったより高評価な今回の内閣改造ですが、実際に内閣が動き出してみないことには正直自分にはその是非はわかりません。
正直なところ、だれが大臣になっても、もっといえば誰が首相になっても、どの党が与党になっても、自分達庶民にはあまり変化はなく、なにか問題が起きる度に、一般の国民との温度差、目線のズレが浮き彫りになるばかり、、。という印象が拭えないです。
「小泉劇場」と呼ばれた、小泉純一郎氏が首相であった時に、その斬新な物言いに、期待感をもったのも事実ですが、結果、なにも変わっていない今があるという感じです。
ですが、そんな小泉元首相の次男である小泉進次郎氏の政治家としての活動を垣間見るとき、
お父さん譲りの剛胆さに加えて、父親を「反面教師」としたスマートさみたいなものも感じるので、少し期待してしまう自分もいます。
「筆頭副幹事長」というポスト経験を経て、どんな政治家になっていくのか。
楽しみと不安を持って、見守っていきたいと思います。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございます!
参考にしたサイト
自由民主党役員表
民進党役員一覧
民主党アーカイブ
wikipedia 幹事長
All About 幹事長と副総裁どっちが偉い?
幹事長の主な仕事内容